まくら強奪

2組の布団で川の字。真ん中にはアンパンマンの枕がある。私が寝床に入る頃は真っ暗。目が慣れるまでほとんど見えない。最近は娘の寝相が凄く、どこにいるのか冷や汗もの。

私の場所が占拠されていることもしばしば。私は余ったスペースで待機(横になる)し、娘がうまく転がった際に私の場所を確保する。

ただ先日は驚いた。私の枕の上で寝ているのだ。枕を縦にしてベッドのように。(笑)

どんな体勢でも何とか眠れちゃう私だが、できれば明日も仕事やし枕は欲しい。と言う訳で娘の足元で潰されているアンパンマンの枕を強奪。

すると娘が動いて自分のポジション(真ん中)に戻ろうとするではないか。「ラッキー」と私も自分の枕を奪還!

これで安眠できると喜び、アンパンマン枕を娘に戻そうとしたその時、娘がむくっと起き上がった。

やっと暗闇に慣れた目で「何事か」と思って見ていたら、おもむろに私の枕を引っ張り始めた。私が頭を既に置いているので簡単に動かないことがわかると、今度は両手でさらに強く引っ張ってきた。当然無言のままである。

あまりのことに頭を持ち上げたらそのまま枕は持って行かれ、今度は娘のポジションでベッドになり、娘は何事もなかったように寝始めてしまった・・・。

あっけに取られた私。(-o-) 「ご、強奪された〜」と一人暗闇でニヤニヤしながら笑いをこらえる夜中2時の出来事であった。